水道の蛇口交換を自分でやる方法と購入する前の注意点【キッチン】
2020年1月28日
蛇口の交換をするときは、まず交換しようとしている蛇口のタイプを確認しておきましょう。蛇口の交換は、同じタイプのみ交換することができるため、他のタイプの蛇口へ交換することはできません。
蛇口のタイプは大きく分けて3つあります。それぞれの見分け方や、蛇口の購入方法についてご紹介しますので、今から交換を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
その他、自分で蛇口を交換するときの手順を蛇口のタイプ別でご紹介します。
目次
蛇口の交換ができるのは同じタイプのみ!
蛇口を交換したい場合、今使用している蛇口と同じタイプの蛇口のみ、交換することができます。
蛇口のタイプは大きく分けて3つありますので、まずは今使用している蛇口がどのようなタイプのものなのか確認してみましょう。
蛇口の種類と見分け方
蛇口のタイプで異なる特徴についてそれぞれご紹介します。今設置してある蛇口がどのタイプのものなのか、今から確認してみましょう。
・ワンホールタイプ
ワンホールタイプとは、天板の穴が1つ、蛇口がはめ込まれている状態の蛇口のことをいいます。ワンホールタイプの場合、ツーホールタイプに交換することはできません。
・ツーホールタイプ
ツーホールタイプとは、天板の穴が2つあり、キッチンの天板もしくはプレートに取り付けてある蛇口のことをいいます。ツーホールタイプからワンホールタイプへ交換することはできません。
・壁付タイプ
壁に直接取り付けられてある蛇口のことをいいます。壁付2ハンドルと呼ばれることもあります。
ハンドル式からレバー式へ交換することも可能
蛇口をひねるハンドル式から、上げ下げできるレバー式へ交換する場合、違う種類だから交換できないと思うかもしれません。しかし、ハンドル式からレバー式への交換は、同じ蛇口のタイプでしたら交換することができます。
レバーハンドルを選ぶときは、各蛇口のタイプに用意されている種類から選ぶようにしましょう。
キッチンの蛇口を新しく購入する方法
キッチンの蛇口のみ購入したい場合は、ホームセンター、インターネット通販、メーカーで購入することができます。それぞれの購入方法について詳しくご紹介しますので、これから購入を考えている方は参考にしてみてください。
1.ホームセンターで購入する
ホームセンターで蛇口を購入する場合は、現在使用している蛇口をそのまま持っていき、カタログなどに照らし合わせて交換が可能なものを探してみましょう。
自分で見つけるのは難しいという方は、店員さんに聞けば、メーカーや型番、品番などを調べてくれます。
2.インターネット通販で購入する
インターネット通販の場合、さまざまな種類の中から選ぶことができ、手軽に購入することができます。
ただし、購入した蛇口が合わなかったなどのトラブルになることもありますので、あらかじめメーカー名、型番、品番は確認してから購入するようにしましょう。
3.メーカーに直接問い合わせる
蛇口のメーカーに問い合わせをし、型番や品番を伝え、販売元を教えてもらうことができます。正確性は高いですが、型番と品番が分かっていることが前提ですので、まずは自分で調べてみましょう。
蛇口を購入して自分で交換することもできますが、自分で交換するのが難しい場合は、蛇口の交換業者にすべて依頼することもできます。
業者に依頼した場合、蛇口の交換作業だけでなく、蛇口選びの相談にも乗ってくれますので、自分で購入するのが面倒に感じる場合もオススメです。
「ワンホールタイプ」の蛇口を交換する手順
ワンホールタイプの蛇口を交換するときの手順についてご紹介します。
1.シンク下の止水栓を閉める
2.給水・給湯管のナットを外す
シンク下の水栓から出ている給水管・給湯管のナットをモンキーレンチで外します。
ホースを外すとき、中に溜まっている水が出てしまうことがありますので、バケツやタオルを準備しておくとよいでしょう。逆止弁が取り付けてある場合は、一緒に取り外しましょう。
3. 蛇口本体の根元にある六角ナットを外す
4.蛇口をゆっくり引き抜く
5.新しい蛇口の上面施工アダプターを先に取り付ける
ドライバーでネジを巻いて固定します。
6.新しい蛇口をアダプターと合わせて入れ込む
ドライバーでネジを閉めて固定します。
7.逆止弁を取り付けて、ホースを接続する
8.止水栓を開けて水漏れをしないか確認したら完了
「ツーホールタイプ」の蛇口を交換する手順
ツーホールタイプの蛇口を交換するときの手順についてご紹介します。
1.シンク下の止水栓を閉める
2.給水・給湯管のナットを外す
逆止弁がある場合は、一緒に取り外しましょう。
3.蛇口の根元にある台のナットを外す
2つナットがあるので、それぞれモンキーレンチで取り外します。取り外しをするときに、ホースの中に残っている水が出てくることがありますので、バケツとタオルを準備しておくとよいでしょう。
4.古い蛇口をゆっくり引き抜く
5.新しい蛇口を取り付ける
新しい蛇口を差し込み、座金(ボルトを閉めるときしっかり固定させるための金属の板)、パッキン、ナットの順番に取り付けます。逆止弁がある場合は取り付けます。
6.給水管と排水管のナットを閉める
7. 止水栓を開けて水漏れをしないか確認したら完了
「壁付きタイプ」の蛇口を交換する手順
壁付きタイプの蛇口を交換するときの手順についてご紹介します。
1.シンク下の止水栓を閉める
2.蛇口を取り外す
蛇口と取り付け脚の接続部分にあるナットを緩めて蛇口を取り外します。
3. 取り付け脚を回して取り外す
ゆっくりと反時計回りに回して取り外します。
4.接続部分にあるゴミは歯ブラシを使うなどして取り除く
古いシールテープは取り外しておきます。
5.新しい取り付け脚にシールテープを巻き付ける
取り付け脚のナットがついていない方のねじに、新しいシールテープを時計回りに7~8回巻き付けます。このとき、先端側のねじ山がひとつ残りようにしましょう。
6. 新しい取り付け脚を取り付ける
時計回りに回して、取り付けます。このとき、両方の取り付け脚がハの字になるようにして、蛇口が水平になるまで調整します。
7.蛇口を取りつける
新しい蛇口と取り付け脚の間にパッキンを挟み、取り付けます。最後にパイプ部分を取り付けます。
8. 止水栓を開けて水漏れをしないか確認したら完了
蛇口の取り付け手順は、使用する蛇口の種類によって異なりますので、蛇口の取扱説明書を見ながら作業をおこなうようにしましょう。
まとめ
蛇口の交換をする場合、同じタイプのみ交換することができます。今使用している蛇口がどのようなタイプなのか、交換をする前に確認しておきましょう。蛇口のタイプは3つありますので、ご紹介したそれぞれの特徴を参考にしてみてください。蛇口のタイプが同じなら、ハンドル式からレバー式へ交換することも可能です。
蛇口を購入して自分で交換する場合は、ホームセンター、インターネット通販、メーカーで蛇口を購入しましょう。蛇口の交換が難しいと感じる場合は、蛇口の交換業者に依頼をすると、蛇口選びから交換作業まですべておこなってくれます。
蛇口を自分で交換したいという方は、ご紹介した蛇口のタイプ別で異なる交換方法を参考に、自分で交換してみてください。