蛇口が固いときの修理方法【単水栓・混合水栓・シングルレバー】
2020年1月8日
蛇口が固いときは、まず自分で修理をしてみましょう。蛇口が固い原因の中には、自分で修理できる方法もあります。
この記事では、蛇口の種類「単水栓」「混合水栓」「シングルレバー」で異なる原因と修理方法について詳しくお教えしますので、ぜひ試してみてください。また、今すぐ蛇口を開けたい人に向けた応急処置法についても解説します。
自分で修理できないときや、交換が必要なときは、プロに依頼しましょう。修理や交換費用の相場や、費用を安く抑えるコツについてもご紹介します。
目次
蛇口を今すぐ開けたい場合は「タオル」を使おう!
固い蛇口を今すぐ開けたいという方は、滑りにくいタオルを蛇口に巻き、いつもと同じ力で回してみましょう。タオルを巻くことで、接地面積が広くなり、手で回すときより力が伝わりやすくなるはずです。
蛇口の劣化が激しい場合は、この方法を試しても回らない可能性がありますので、修理や交換をしてみてください。
蛇口の修理方法は、「単水栓」「混合水栓」「蛇口」によって異なりますので、使用している蛇口の種類に合わせて修理内容を確認しましょう。
【単水栓・混合水栓】蛇口が固いときの修理方法
単水栓や混合水栓の蛇口が固いときの修理方法は4つあります。中には自分で直せる方法もありますので、まずはご紹介する修理方法を試してみてください。
1.グリスを補充して滑りをよくする
蛇口には、もともと部品をスムーズに動かすために、グリスと呼ばれるものが使用されています。このグリスが切れていると、蛇口を回すときに固くなってしまうことがあります。
グリスを使用するときは、必ず専用のものを使用しましょう。グリスを手に入れたら、蛇口のハンドルの内部に塗ってみてください。グリスを塗ることで、滑りがよくなり、蛇口が回るようになるはずです。
2.ミネラルの結晶が蓄積している場合は掃除をする
水道水に含まれるミネラルは、水分が蒸発することで、白い結晶になります。その白い結晶は、蛇口の表面だけでなく、内部にも入り込んでしまうため、その影響で蛇口が回らなくなってしまいます。
蛇口の白い結晶を取り除くときは、蛇口を分解して掃除をしてみましょう。掃除の後は、グリスを塗り、部品の滑りをよくすることで、蛇口をスムーズに回すことができます。
3.パッキンが劣化している場合は交換する
蛇口部分にあるパッキンが劣化している場合、回りづらくなることがあります。この場合、新しいパッキンへ交換することで、改善されることがあります。
作業を始める前は、必ず止水栓または元栓を閉めてから作業をしましょう。
単水栓と混合水栓のパッキンの交換方法は同じです。まず、単水栓の場合は、ハンドルの中心にあるカラービスを取り外し、ハンドルを取り外します。混合水栓の場合は、ハンドルの上の蓋を開けて、ビスを取り外してから、ハンドルを取り外しましょう。
次に、ナットの部分を外し、三角パッキンとパッキン受けを取り外してください。その後、新しいパッキンを元の状態と同じになるように取り付けていきましょう。
ナットを閉めたら、ハンドルとカラービスを取り付けて完了です。このとき、ナットを強く締めすぎてしまうと、ハンドルが締めづらくなってしまうので注意しましょう。
作業が完了したら、止水栓または元栓を開けてください。
4.サビがある場合は蛇口を交換する
蛇口を長年使用し続けていると、どうしても酸化によりサビが発生してしまうことがあります。蛇口にサビがある場合は、分解し、除去することもできますが、大変な作業になりますので、蛇口ごと新しく交換するのがオススメです。
交換するときは、別のタイプの蛇口へ交換することも可能ですので、蛇口の交換業者とよく相談して決めましょう。
【シングルレバー】蛇口が固い場合の修理方法
シングルレバーのハンドル操作が固い場合は、バブルカードリッジが故障しているおそれがあります。専用の工具があれば、自分で交換することもできますので、ぜひチャレンジしてみてください。
作業を始める前は、必ず止水栓または元栓を閉めてください。
手順1.バーハンドルのキャップを取り外す
レバーハンドルのキャップは、正面にあります。爪楊枝などで引っかければ取り外すことができます。
手順2.レバーハンドルの中にあるねじを緩める
レバーハンドルを上に持ち上げると、ねじが出てきます。そのねじを少し緩め、レバーを抜きましょう。
手順3.カードリッジ押さえを外す
広口のモンキーレンチと、長い棒のような専用の工具を使用して、カードリッジ押さえを外します。蛇口本体をしっかり固定し、外しましょう。少し力のいる作業になります。
手順4.カードリッジを外して取り付ける
カードリッジ上部にある部品を手で外した後、カードリッジも外します。その後、新しいカードリッジをデコボコに合わせて取り付けます。
カードリッジ押さえを取り付けたら、時計回りに回しましょう。専用の工具で締め付けたら、カードリッジの上の部品を取り付けます。
手順5.ハンドルを取り付ける
ハンドルをねじで固定し、キャップを元の場所に戻したら完了です。
交換が終わったら、止水栓または元栓を開けましょう。
蛇口の修理や交換を依頼したときの費用相場
蛇口の修理が自分ではできない・やってみたけど直らなかった場合はプロに修理や交換を依頼しましょう。
修理や交換費用の相場は以下の通りです。
- ・蛇口の部品交換 8,000~11,000円
- ・単水栓の交換 8,000~12,000円
- ・混合水栓の交換 10,000~15,000円
蛇口の修理や交換費用は、業者によって異なりますので、正しい費用は見積りで確認するようにしましょう。
蛇口の修理・交換費用を安く抑えるコツ
蛇口の修理や交換費用を少しでも安くするなら、相見積りがオススメです。複数の業者で見積りをとり、料金を比べてみましょう。
見積りを依頼するときは、きちんと詳細が書かれているか、しっかり確認をしてください。また、後から追加料金が発生しないか、あらかじめ聞いてみましょう。
まとめ
蛇口が固い場合は、タオルを使用して回してみましょう。蛇口自体が劣化している場合は、修理や交換が必要になります。
修理方法は、蛇口の種類によって異なりますので、直したい蛇口に合った方法を試してみてください。
自分で直せない場合や、依頼しないと直らない場合はプロに依頼しましょう。依頼先の業者によって費用は異なりますので、あらかじめ見積りを取っておいてください。
複数の業者で見積りを取ると、料金やサービスの内容を比べることができるのでオススメです。