洗面所の詰まりのお悩み解決!自力で改善する方法と予防法なども解説
2019年7月23日
詰まってしまった洗面所は、なんだか汚く見るのも億劫ですよね。水回りはきちんと清潔な状態を保たないと、害虫が発生してしまったりするなど衛生面で問題が起きてしまうケースもあります。
「洗面所が詰まってしまったうえに、衛生面でもトラブルが発生するなんて……」そのようなことはできれば回避したいですよね。詰まってしまったら、さらなるトラブルが発生しないよう対策しなければなりません。
そこでこの記事では、洗面所の詰まりが起きてしまったとき、どうしたら自分で解決することができるのか、そして自分で直せないなと判断した場合どのように対処すればいいのか、解説していきたいと思います。洗面所の詰まりでお悩みのかたはぜひ参考にしてみてください。
洗面所が詰まる原因
洗面所が詰まる原因にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは詰まったときの状況に応じて原因がなんなのかをご紹介していきたいと思います。
水が流れにくい場合
この場合は、髪の毛や水垢、石鹸カスなどが詰まってしまっていると考えてよいでしょう。汚れが蓄積されることで起こってしまう問題です。放置してしまうと、どんどん悪化してしまうので早急に解決しなければなりません。
そのほかにも、奥のほうから異音がするといった場合には、配管が詰まっている可能性が考えられます。水道を使用していないときにも音がするという場合にはなにが原因でそうさせているのかをチェックしなければなりません。
排水口から水が溢れてくる場合
この場合は、落としてしまった小物が詰まっていたり、汚れが引っかかってしまっていたりする可能性が考えられます。そうすると、水が流れないまたは溢れてきてしまうといった現象が起きてしまいます。
洗面所の詰まりを掃除で解決!
ある程度の詰まりであれば、自分で掃除するだけで解決することができます。では、どうやって掃除をしていけばよいのでしょうか。ここからは簡単な掃除で詰まりを解決する方法を紹介していきたいと思います。
ヘアキャッチャーの掃除
洗面所の詰まりの原因でいちばん多いのがヘアキャッチャーです。ヘアキャッチャーとは、排水管の中に髪の毛が混入するのを防ぐための部品です。おもにプラスチックで網目状に作られています。
とくに髪の長いかただと早く詰まってしまうので、こまめにチェックをしましょう。そして掃除をする際には、髪の毛に絡みついてしまっているヌメリも取るようにしましょう。
ワイヤーパイプクリーナーで清掃
長い針金の先端にブラシがついたものをワイヤーパイプクリーナーと呼びます。ヘアキャッチャー等の部品を外したら、これで排水管を掃除するのも有効です。持ち手が長いものだと奥のほうまで届きます。丈夫で長いものを選択するとよいでしょう。
ワイヤーパイプクリーナーを使用してお手入れをする場合は、より効果的に汚れを取るためにジェル状になっているパイプクリーナーも併せて使用するとよいです。ジェル状のものを先に流し入れておいてから、ワイヤーパイプクリーナーを入れ掃除しましょう。
真空パイプクリーナーを使う
真空パイプクリーナーとは、水のつまりを解消するラバーカップ(いわゆるスッポン)に、空気を出し入れするハンドルがついたものです。具体的な使い方は以下の通りです。
〇使い方・掃除方法
詰まっている汚れが飛び出してくるケースがあるので、まずは周辺にものがないかの確認と、溢れてきてしまってもいいようにタオルや新聞紙をひいておきましょう。
そして、排水口に真空パイプクリーナーをあてがいます。本体についたハンドルを押したり引いたりすることで、汚れが奥からでてきてくれます。正しい使い方をしないと効果が発揮されないおそれがありますので、取り扱い説明書等をしっかり読んで使いましょう。
重曹とクエン酸を使う
そのほかにも、重曹とクエン酸(もしくはお酢)を使った方法で詰まりを解消、予防することが可能なのです。ただし、これは詰まりの原因である汚れを溶かして解消する方法のため、指輪など固形物が原因の詰まりは解消できません。具体的なやり方は以下の通りです。
重曹(200g)とクエン酸(100g)、そして少々のぬるま湯(40度くらい)を用意しましょう。紹介した順に排水管に流し込むだけで、中和反応が起きるためヌメリやサビなどで発生した詰まりを分解し、解消することができます。
また、クエン酸の代わりにお酢を使ってもよいでしょう。お酢には、除菌・抗菌作用があります。ですので、排水口のいやなニオイを取り除いてくれるのです。
問題はもっと奥に?排水管の掃除方法
先ほどの項目でご紹介した方法で解決しなかった場合は、もっと奥に問題が潜んでいる可能性があります。そういった場合は、これからご紹介する方法を試してみてください。
詰まりやすい2箇所
そもそも詰まりやすいのはどこなのでしょうか?2種類に絞って解説していきたいと思います。
〇S字トラップ
掃除をする際にまず確認したいのが、掃除口があるかどうかです。これさえついていればそこから掃除をすることが可能なので、あるというかたは、まず掃除口を開けましょう。ここを開けるときは水が床に垂れないように、タオルをひいたりバケツの設置をしたりします。
ここに問題がある場合も、先ほど説明させていただいたワイヤーパイプクリーナーを使用すると、うまく汚れをかき出すことができるのでオススメです。
〇床下の排水管
ここの詰まりを放置しておくと、水漏れなどの問題が起こってしまう原因にもつながります。そしてここで詰まりが起きてしまった場合は、ご自身で掃除されるのは非常に厳しいです。早急に業者に連絡し、相談しましょう。
排水管の掃除の仕方
排水口の詰まりはどうやって掃除したらよいのでしょうか。ここの項目では、掃除をする前に事前に準備しておくものや、掃除方法、また注意点などをご紹介していきたいと思います。
〇準備するもの
- ・パイプクリーナー
- ・ゴム手袋
- ・歯ブラシなどの磨けるもの
〇掃除方法
歯ブラシなどで表面に見える汚れを磨き落としたあと、パイプクリーナーを排水口に流し入れます。その際、少し時間をおいてから流すとヌメリなどが落ちやすくなります。そして洗い終わったら、十分に水で流してください。
〇注意点
換気をしながら掃除をおこなわないと、有害なガスが発生した場合人体に影響がでてしまいます。混ぜてはいけないと表記のされた洗剤を混ぜてしまうとガスが発生する事態になってしまいますので、十分気をつけましょう。
排水管を交換するのもおすすめ
排水管は日々使用し古くなってくると、素材が劣化し水の流れが悪くなってしまいます。また、詰まりにくい構造をしているものに交換するという手段もあります。ですが、万が一交換に失敗してしまったら二度手間になってしまいますね。
専用の工具がご自宅にないというかたや、どんなタイプの排水管を選択したらよいのかわからないというかたがいらっしゃるかもしれません。そういった場合には専門の業者に依頼すると、手間もかからず安心安全に施工ができますのでおすすめです。
詰まりが直らないときは業者に依頼しよう
どう頑張ってもご自身ではキレイな状態に戻せないほど、ひどく洗面所が詰まってしまっている場合、業者に依頼して代行で掃除をしてもらう方法もあります。ここの項目では、その際にかかる大体の費用や、どこに相談したらいいのかを説明していきたいと思います。
費用はどれくらい?
排水口の詰まりを業者に依頼するとなると、気になってくるのが費用面ですよね。もし、業者のホームページを閲覧してもお悩みやご不明点が解決しない場合は、実際に問い合わせてみる必要があるかもしれません。
洗面所の詰まりを解消するための費用としては、およそ4,000円程度が相場です。しかし、例外もあります。それは、単なる汚れの詰まりではなく、水道管の劣化が原因で詰まりが発生しているような場合です。「水道管が劣化してパイプの内側が剥がれて詰まりが発生している……」ともなれば水道管を交換しなければなりません。
水道管の交換ともなると費用が10,000円を超えてくるようなことにもなってしまいます。そのため、詳しい費用が知りたいのであれば、業者に依頼する際は必ず事前に原因を突き止めてもらえるよう見積りの依頼をしましょう。
どこに頼んだらよい?
実際に排水口の詰まりについて業者に相談するとなったらどこにお問い合わせしたらよいのでしょうか。対応が丁寧なのはもちろん、充実したサービスにアフターフォローも求めたいですよね。また、依頼しようと思った業者の対応エリア内にご自宅が該当しているのかどうかなども、チェックしておかなければいけないポイントとなります。
洗面台の詰まりが原因で水が溢れてきてしまった場合、慌ててしまいますよね。ですが、業者によっては24時間受け付け対応しているところや、最短5分で駆けつけてくれるところもあるので困ってしまった場合には利用するとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。髪の毛や石鹸カスが蓄積されることにより、水が流れにくくなってしまうということがわかりました。排水口から水が溢れてしまうのも、そういった汚れが原因となっているので定期的なメンテナンスが大切なのです。
また、トラブルの原因となる場所に多くあげられるのはヘアキャッチャーです。場合によってはもっと奥のほうにあるS字トラップや、排水管に問題が発生している場合もあります。解決方法や掃除方法を知っておけば、詰まってしまう前に対処することが可能です。
定期的にお手入れをするくせをつけておいても、自分ではどうすることもできないようなトラブルが発生してしまう場合もあります。その際はぜひ、信頼のできる業者に相談してみてくださいね。